棚の上に載っていた スウィーティと伊予柑
肩を並べている姿は まるで今の僕達のよう
君はスウィーティみたいに甘くて 時折すっぱいところがあって
それほど強烈なイメージがないのに 僕の心を引きつけて離さない
君がスウィーティなら さしずめ僕は伊予柑だろう
君より頑固で でも甘いところはかわらなくて
存在だけなら僕のほうが強烈なのにね
明日のために スウィーティと伊予柑をむいておこう
むかなければ食べないけれど むいておけばきっと君も食べるだろう
本当は大好きなのに 自分からむこうとはしないからね
おくてな君らしいと言うかなんと言うか そこがまた可愛いんだけどね
平たいガラス容器に並んだ2色は 今は分かれて並べてあるけれど
明日は冷蔵庫のヨーグルトに混ぜて食べよう
前は別々だったけれど 絶対混ぜてもうまくいくよ
もともとは他人だった僕達がこうして身内としているわけだから
同じ器に入った僕達の今後だって うまくいくはずだ
まだ始まったばかりの結婚生活なんだから 前向きにいこう
君の頼りない部分は 僕が補ってあげる
僕の足りない部分は 君に補ってほしい
スウィーティにない甘さを 伊予柑が補って
伊予柑にないすっぱさを スウィーティが補って
一つのヨーグルトという空間で 一つに混じっているように